愛をいだいて

 

 

愛をいだいて

歩いて行こう

この上のない

ステップ踏んで

 

愛をいだいて

うたをうたおう

かなしみに

気圧されないように

 

 

知るってことは

きっとかなしいこと

知らなければ

しあわせさ

 

それでも私は

知らねばならぬ

知っても

愛をだかねばならぬ

 

それが生きるということさ

それが愛すということさ

 

 

たとえ

かなしみに

こころが吹雪で

真っ白になり

 

咲いた桜も

花びら散って

寒い寒いと

むせび泣こうと

 

それでも前を

向いていく

それでも

歩みをとめないで

 

 

愛ってきっと

果てしなく

ちびっとかじって

みただけじゃ

 

なんにも

わかったもんじゃない

 

なんにも

見えたもんじゃない

 

 

きっと

ひとをわかるには

そんなに安いことじゃない

そんなにかんたなことじゃない

 

それでも

あきらめることはない

だって

生きなきゃ死ねないもん

 

 

わたしは

けっして

あきらめない

 

どんなに嵐が

こわくても

 

でなきゃ

嵐を生きてきた

そのひとたちに

恥ずかしい

 

 

愛をいだいて

歩いて行こう

できれば

前をしっかり向いて

 

愛をいだいて

うたをうたおう

ひとのこころを

わかるため