ひとりごと

 

 

誰にもみとめられずとも

死んでいく詩は

あるのかな

 

わたしは

それでもうたおうと

そんな決意で

いたのです

 

 

いのちがあるって

どんなこと?

 

みんなに

愛されるってこと?

 

愛されなければ

生きている

意味は

ないのと同じなの?

 

 

わたしには

わからない

 

いつかわたしは

誰もいぬ

おへやで

音楽ながそうと

 

もしも

名のある

人しのぶ

お部屋を用意するならと

 

 

そんなかんがえ

変だろか

おかしな

たわごとなのだろね

 

だあれもいない

人聴かぬ

音楽

ながそとするなんて

 

 

孤独と

ともだち

長かった

おかしなわたしの

ひとりごと

 

それでも

ときどき

おもうんだ

 

 

誰に

見つけられなくても

この宇宙を

生きている

 

いっしょに

いっしょに

生きている

 

 

そんなわたしの

この詩でも

同じ宇宙を

つくている

 

 

おんなじ宇宙の

おんなじこころ

 

とおい

宇宙をうかんでる

みんな

おなじで

みんないい

 

 

生きるって

どんなこと

 

愛するって

どんなこと

 

 

こどくを超えた

こどくには

ふしぎな

あたたかみがある