二つのカップ

 

 

私の目の前に 二つのカップが並んでいるよ

 

どちらも中身はまずくない

 

片一方は満たされてるけど

 

透明な方は寂しそう

 

 

まだこれから継ぎ足さないと

 

隣りの大きなカップのように

 

エヘンと胸は張れないよ

 

 

大好きなコーヒーカップ

 

私の心をいつも癒してくれる

 

でも誰だって使えるんだ

 

やさしい大きなカップだからね

 

 

透明なガラスコップ

 

君には君の良さがある

 

そうつぶやきながら飲み干すんだ

 

そうしたら今度は

 

もっとたくさん継げるからね

 

 

コーヒーカップの真似をして

 

コーヒーカップに憧れて

 

 

少しでも少しでも

 

あなたに

 

 

近付きたくて