知ることは

 

 

知ることは

こわいこと

 

でも生きてる限り

知らなければならない

 

 

それは

私たちの権利

それは

私たちの義務

 

だって

生きようとすることは

知ろうとすることだから

 

 

何も知らずに

霞をあるいてきた私

なくしたものや

とおり過ぎたこと

 

かなしい

ガラス色をして

私のこころで

カランと鳴った

 

 

私に知って欲しかった

わかって欲しかった

たくさんの気持ちたち

 

私の世界は

ただ勝手に一人っきりで

いらない孤独を

ただよって

 

 

まわりは

虹色で

いつも私に

愛を語りかけていたのに

 

私のこころは

虚しくて

いつも孤独を

うたうだけ

 

 

きっと

それが

私のしあわせだった

 

私のこころは

死んでいたから

いのちを

息してなかったから

 

 

いまならわかる

ようやく私は

自分の足で

歩き始めた

 

自分の愚かさを

ようやく自覚できるようになった

 

 

かなしいか

かなしいよ

でもあるこう

みんなのように

 

 

愛を語り

愛を生きる

すべてのみんなの

いのちのように

 

 

知ろうとすること

こわがらないで